ヘボ追い
新城市立協和小学校の研究発表会に行ってきた。土曜日だが,子どもたちがヘボ追いの体験学習をするということで,楽しみにしていた。4~6年生の児童と参観者が,マイクロバスで現地に移動すると,すでにヘボ追いの授業を手伝うスペシャルゲスト(ボランティア)や地域の方たちが笑顔で出迎えてくれた。
ヘボとは,山間部の地中に巣をつくって生活するクロスズメバチのことだ。体長は1~2cmで,あまり凶暴ではない。この山間地域に住む人々にとっては,ヘボは成虫も幼虫も貴重なタンパク源だったのだろう。
竹の先にエサの魚をつけておいておくと,クロスズメバチが飛んでくる。ハチの体にチョークで色をつけ,綿をつける。エサをくわえたハチが巣へ戻るのを追いかけて,地中のヘボの巣をさがしだし,掘り出すという寸法だ。巣の中には,栄養たっぷりのヘボの幼虫がぎっしり詰まっている。
スペシャルゲストの方が,ハチに刺されながらも大きな巣を掘り出して,大成功。1.5kg。買えば1万円という代物だそうだ。
発表会では,その他,自然薯掘りやアマゴつかみやアマゴの腹だしなどの活動もあった。活動後の昼食会では,児童や参観者に,ヘボ飯,アマゴ飯,とろろ飯等がふるまわれた。いやあ,これが実にうまい。最高だね。思わず,アマゴの塩焼きを2匹も食べてしまった。なかでもうまかったのは,イナゴ・・・。
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