山下清の東海道五十三次展
二川宿本陣資料館で行われている,山下清の東海道五十三次展に行ってきた。
日本全国を放浪した裸の大将山下清が描いた,東海道のペン画を展示している。閉館間際の4時に行ったが,展示室内ではたくさんの人が作品に見入っていた。山下清のネームバリューが高いということだ。
この地方の作品は,二川,豊橋(吉田),豊川(番外),御油・赤坂の4作品だ。御油・赤坂で一作品になっている代わりに,豊川稲荷が描かれている。豊川稲荷についてのコメント(日記?)には,「あっちっこちでご飯だのお金だのもらって歩いたな……町のひとは…わりかししんせつだったな」とあり,印象に残ったところなのかもしれない。
豊橋は城が,二川は立岩が描かれている。広重だと,二川は猿ヶ馬場の茶屋。当時は有名だったかもしれないが,現在では想像することができないところより,山下清のスケッチ画の方がなじみがあって良い。
(図録の写真は,2022年8月28日挿入)
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