黒田官兵衛-知と情の軍師
「黒田官兵衛-知と情の軍師」という本を読んだ。NHKの大河ドラマは,毎年ほとんど見ている。今年の大河ドラマの主人公について表された本なので,少し興味があった。
本の批評はできないが,概ね黒田官兵衛の生涯にどんな出来事があったか,年代順に書き表してあり,官兵衛のことを知ることができた。
著者の童門冬二さんは,黒田官兵衛は豊臣秀吉の軍師であったが,秀吉にはもともと戦略家としての資質があり,本当は軍師など必要ではなかったといっている。だが,よい軍師をもっていることを,他の武将に知らせることに意味があったようだという。秀吉は,戦略についての家臣の提案を一度預かり,翌日に家臣に告げたという。つまり,決めることはトップの権限として絶対下の者には譲らなかったという。官兵衛は,そのトップとしてのあり方を,黒田長政に教え,黒田家は長く続いたという。なるほどなと思った。
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