丈山苑と安城市歴史博物館
安城市の丈山苑と安城市歴史博物館へ行った。
安城市が丈山の里だということは知っていたが,その丈山のことを今日初めて知った。石川丈山は,もとは徳川家康につかえる三河武士であったそうだが,蟄居後学問の道を志し,59歳の時に京都洛北一乗寺に詩仙堂を開いた人だそうだ。丈山苑は,丈山誕生の地安城市和泉町に「丈山の世界」をイメージして創られている。詩仙閣から唐様庭園をのんびり眺めていると,さわやかな気分になった。
近くにある丈山文庫にも寄ってみたが,こちらは火曜日と土曜日のみの開館なので,見学することはできなかった。
安城市歴史博物館に行くのは,今回で二度目。でも,前回はグループで見学したので,あまり印象に残っていない。
今回は,一人なのでゆっくりみることができた。
ここでは,明治用水の考案者,都築弥厚の展示を見た。都築弥厚は用水開削を幕府に願い出たが,一部しか認められず,完成を見ることなく亡くなっている。その後,弥厚の意思を継いだ人々の手によって,明治用水が完成し,安城が日本のデンマークと呼ばれる基礎をつくったということだ。豊橋の牟呂用水でもそうだが,先人の努力に頭が下がる。
歴史博物館では,「そうだ!旅に出よう」という企画展が行われていて,それも興味深かった。
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