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2017/01/28

28越境地域政策研究フォーラム

29ekkyouchiiki10s
越境地域政策研究フォーラムが,愛知大学豊橋教室で行われ,今年も午後の分科会5(越境地域と歴史・文化)に参加した。4人の先生が,それぞれの研究を発表され,いずれも興味深いものだった。
まず,愛知大学の和田明美先生は,古代東海道・東山道の「坂」「境」の話をされた。「坂」は峠を意味し,御坂峠,足柄峠,碓井峠が東国との境だそうだ。
次は,われらが群馬県立女子大学の北川和秀先生が発表された。古代の言語から駿河と遠江の発音の違いに着目していたこと,8世紀の様々な制度で三河と遠江に境界があったとするなど,納得。
そして,名古屋女子大学の竹尾利夫先生が,「参河・遠江国と古代東海道」を発表した。豊川市在住とあって,姫街道・鎌倉街道・東海道・二見の道のことを,万葉集の歌を例にとてもくわしく教えてくださった。
最後は,愛知大学の飯塚隆藤先生が,三遠の河川舟運について発表された。歴史GISデータベースの構築という,すばらしい研究をしていることがわかった。
おもしろかった。

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コメント

萩さん

 昨日はわざわざお越し頂きましてありがとうございました。

 楽しい会でした。

 個人的には、最後の飯塚先生の発表にわくわくしました。地図好きには大変に興味ある内容でした。(^_^)

投稿: 玉村の源さん | 2017/01/29 10:04

玉村の源さん

土曜日は,ありがとうございました。
時刻を間違えてしまい,遅刻してしまいましたが,和田先生の話も何とか聞けてよかったです。

私も飯塚先生の話には,あんなことができるんだと驚かされました。東海道五十七次も歩いたので,枚方宿の淀川舟運にも関心がありました。よかったです。

源さんのは,いろいろな文献に残されている記述を,日本地図に落としてあって,分かりやすかったです。ありがとうございました。

投稿: 萩さん | 2017/01/30 09:39

萩さん

間に合ってようございました。(^_^)

飯塚先生の、興味深かったですね。いろいろと応用できそうな気がします。

前橋にも利根川の船着き場だったところがあります。江戸からあんな内陸にまで船で荷物を運んでいたのですね。

鉄道やトラックが登場するまでは、船が効率的な運送手段だったのでしょうね。

投稿: 玉村の源さん | 2017/01/30 11:22

私の発表、分かり易かったと言って頂き、ありがとうございます。

国名を列挙してあるだけでは分かりにくいと思い、カラーの地図にしました。地図は一目瞭然ですね。カラーにしたのも良かったと思います。(^_^)

ありがとうございます。

投稿: 玉村の源さん | 2017/01/30 11:30

そうなんです。明治時代の舟運を地図に落とすなんて,すごい作業だったと思います。

前橋の船着き場ですか。さすが源さん。
利根川はずいぶん上流まで,舟運が盛んだったのでしょうね。

そういえば,高崎の倉賀野宿にも河岸があったそうですね。興味深いです。

→じゃんだらりん中山道

この宿場には,倉賀野河岸といって
 烏川を利用した水運の要が
 あったそうだぞん。

投稿: 萩さん | 2017/01/30 12:16

萩さん

はい。倉賀野河岸があったようです。

そして、中山道は、あの辺り利根川のすぐ近くを通っていますよね。中山道と日光例幣使道との分岐点もありますし、交通の要衝ですね。

投稿: 玉村の源さん | 2017/01/30 19:05

失礼しました。利根川ではなくて、烏川でした。

投稿: 玉村の源さん | 2017/01/30 19:08

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