答礼人形・ミス愛知
豊川市桜ヶ丘ミュージアムで,「青い目の人形と答礼人形里帰り展」を観てきた。
「青い目の人形」とは,アメリカのギュ-リック博士が呼びかけ,昭和2年,日米友好のためにアメリカから日本に贈られた人形のことだ。日本各地の学校に1万2千体もの人形が贈られた。そして,そのお礼として日本からアメリカには,高級な日本人形58体が贈られている。人形には47都道県と大都市の名がつけられ,ミス愛知もその一体だ。
第二次大戦が始まると,青い目の人形は敵国の人形として,壊されたり焼かれたりして大半がなくなってしまい,現存するのは約330体。だが,アメリカは答礼人形を美術品として大切に扱っていて,約50体が残されている。所在が分からなかったミス愛知も近年になって発見され,日本で修理された。今回,「答礼人形を里帰りさせる会」が中心となって,ミス愛知を里帰りさせてくれた。この素晴らしいミス愛知を観ることができて,幸せだった。
私が勤めていた豊橋市立西郷小学校には,青い目の人形の「コネタ」と,ギューリック3世から贈られた「クリスティーナ」がいる。今回の展示会でも展示されている。この展示会は,これから岡崎市・一宮市・名古屋市でも開かれる。
青い目の人形と答礼人形の経緯については,夏目勝弘氏(豊川市)の「青い目の人形物語」に詳しい。
この展示室には「フラッシュでの撮影をしない」と書かれていた。ミス愛知の写真を写すことができ,満足。
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