2017年度越境地域政策研究フォーラム
2月10日(土),2017年度の越境地域政策研究フォーラムが,愛知大学豊橋教室で行われた。
3年連続で,分科会5(越境地域と歴史・文化)に参加した。この研究フォーラムは,愛知大学三遠南信地域連携研究センターが行っているものだ。
分科会5では,群馬県立女子大学の北川和秀先生が,三遠南信地域の古代地名を巡ってというテーマで発表され,木簡に記述された上枯郷・下枯里の地が,「和名抄」にある参河国賀茂郡の賀祢と信茂であるとした。また,伊場遺跡出土の木簡にある浜津郷は,「和名抄」にある,遠江国敷地郡濱津または濱松であることを知ることができ,興味深かった。
また,名古屋女子大学の竹尾利夫先生は,奥三河に伝わる昔話・伝説について報告された。そして,愛知大学の飯塚隆藤先生は,歴史GISデータベース化の発表をされた。
お三方とも二年連続の発表で,とてもおもしろかった。今年は,他大学の先生が,質問や意見を述べられ,今まで以上に専門性の高い会合であった。私の参加は場違いだが,個人的には脳の活性化に役立った。
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コメント
萩さん
3年連続で参加してくださってありがとうございます。
場違いだなんてこと、全くありませんよ。
むしろ私の発表内容の方が場違いでした。本来の趣旨に準拠して、三遠南信地域の歴史的交流とか、それぞれの地域の共通点や相違点などといったことを取り上げるべきだと思っています。
次回は何とかそれに近づく視点を見つけたいです。
投稿: 玉村の源さん | 2018/02/13 22:59
木簡に書かれた文字が,現代の地名につながっているということを知り,とても素敵だなと思うのです。
千年以上も前の人々の営みに思いをはせるのって,いいですね。歴史にもだんだん興味がわいてきました。
三遠南信だけでなく,これからもいろいろな地域の古代の文学や歴史の情報を教えてください。
投稿: 萩さん | 2018/02/14 09:28
萩さん
お言葉、ありがとうございます。
でしたら、次回は「今に生きる三遠南信の古代地名」ということでも良いのかもしれないと思えてきました。さらに考えてみますね。
歴史は面白いです。
投稿: 玉村の源さん | 2018/02/14 18:41