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2018/07/21

赤いキノコ/タマゴタケ

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7月8日(日),友人と月一回の定例吉祥山登山に行った。登山といっても,標高382mの低山登山。
夏の山は蒸し暑く,お目当ての花も少なく,単調な登りだ。
そんなとき,きれいな赤いキノコを発見。もう5年も吉祥山に来ているが,初めて見た。これは怪しいと,写真を写していると,友人たちも「毒キノコだぞ・・・。」と興味津々。

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自宅で「赤いキノコ」と検索すると,「きのこ図鑑」という分かりやすいサイトがあった。写した写真と見比べてみると,どうやらこれは「タマゴタケ」。食べられるそうだ。
同じテングタケ科の「ベニテングタケ」という毒キノコと似ているので,間違えやすいそうだ。

吉祥山には,四季を通じていろいろな花が咲く。まだまだ,いろいろな植物に出会えそうだ。
今日から,「吉祥山」カテゴリーを追加し,今までの分を整理する予定。


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2018/07/15

「銀河鉄道の父」を読んで

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第158回直木賞受賞作「銀河鉄道の父」(門井慶喜:講談社)をやっと読み終えた。同じ日に買った芥川賞の「おらおらでひとりいぐも」は,スラスラ読めたが,この本は400ページ超。なかなか読み進まなかった。

「銀河鉄道の父」とは,「銀河鉄道の夜」を書いた宮沢賢治の父,政次郎の視点から描かれた「親子小説」だ。古着商を営む政次郎は,息子に商売を継がせたかったが,その気がないと知ると盛岡中学校や盛岡高等農林学校への進学を許した。宗教上の対立があったが息子を尊重し,賢治が家出して上京したときには,暮らしを心配している。賢治は稗貫農学校の教師となるも,数年で退職し,農民となってしまった。それでも,賢治の執筆活動を応援し続けるよき理解者であった。
この小説の最後では,政次郎と賢治の親子の絆が綴られている。賢治は,父政次郎が思う人生とはならなかったが,父親に感謝して亡くなっていったのであろう。


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