日下英之著「美濃路」を読む
昨日までに,日下英之著の「美濃路」という本を読んだ。ずいぶん以前に,街道歩きの達人横田さんからいただいた本だ。昨年末に2回目の東海道を歩き終えたので,次は美濃路を歩こうと読み始めたもの。いただいてすぐには読まず,ずいぶん経ってから読むなんて,失礼な話。横田さんごめんなさい。
読んでみると,とてもくわしい。熱田宿-名古屋宿-清須宿-稲葉宿-萩原宿-起宿-墨俣宿-大垣宿-垂井宿の道のりを調査し,見所を分かりやすく紹介している。1985(昭和60)年の出版の本なので,今から30年以上も前の情報だが,大変興味深く読んだ。
第一章 熱田宿(宮宿)から名古屋宿の記述だけでも,源頼朝生誕地のこと,断夫山古墳のこと,橘町の芝居小屋のこと,大須観音のことなど情報満載。特に,美濃街道名古屋宿の大木戸が橘町にあり,橘町裏に芝居小屋があったという記述には,驚いた。これはまさに復活寄席が行われた現愛知産業大学工業高校・橘座のことで,この本では東海工業高校と書かれている。名古屋の街が急に身近になった。これからの美濃路歩きが楽しみだ。
| 固定リンク
コメント
WHAT'S HAGISANではご無沙汰しております。(^-^;
日下英之さんといえば『佐屋路』の方ですね。
『美濃路』も出していたんですね~。
おらも、東海道を踏破した頃に美濃路を歩こうと思って、新川みのじ会の『美濃路NOW』を買いましたが、まだ歩いていないんです。(^-^;
萩さんの報告楽しみにしてますよ。
投稿: とらぞう | 2019/01/15 21:59
当初,4回で歩こうと思っていましたが,
地元の友人と5~6回でのんびり歩こうかと思っています。木曽三川の歩きは,冬場は厳しいのですが,平成の内に歩き終えるのが目標です。
投稿: 萩さん | 2019/01/16 20:40
平成時代の内にというと過密スケジュールですね。


じっくりと楽しんで歩いてください。
投稿: とらぞう | 2019/01/17 22:45
小雨の中,今日歩き始めました。
ほうろく地蔵から佐屋路追分までは,
15年前に歩いています。
そこからは,初めて歩き道ですが,
「ホントに歩く東海道 別冊 美濃路」でバッチリ。
まずは,5分の1終了です。でも,平成中には無理でしょうね。
投稿: 萩さん | 2019/01/20 21:39