「とよはしの豪族」展
豊橋市美術博物館に,「とよはしの豪族 さとがえり・牟呂王塚古墳と姫塚古墳」という展示会を観てきた。この展示会では,市内の古墳から出土した遺物を観ることができるということで,楽しみにしていたものだ。行ってみると,写真撮影OKということで,うれしかった。
豊橋市を含む東三河地区は,古代「穂の国」といわれ,「穂の国」の中心は,三河の国府があった旧宝飯郡(現豊川市)であろうとされている。
しかし,この展示会では,豊橋市内に多くの古墳が存在し,特に北部地域(石巻地区)に密集していることから,この地区が穂の国の中心だったと推測している。そして,馬越長火塚古墳が国造の墓ではないかとしている。そして,三河湾沿いの牟呂地区にある牟呂王塚古墳は,海で生活する人々を束ねる人の墓だったとしている。
馬越長火塚古墳は,豊橋市で一番大きな前方後円墳だ。写真は,その副葬品の金銅装馬具で,国の重要文化財に指定されている。
この展示会は,1月6日まで。
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