東海の「道」から見た上代文学-東海・東山道を基軸に」
先日,豊橋市中央図書館へ行き,
「東海の「道」から見た上代文学ー東海・東山道を基軸に」( 佐藤隆編著 中京大学文化科学叢書17 H28)という本を借りてきた。東海道を歩いていて,最近中世の東海道について興味をもっていたのだが,図書館で目にとまったので,読んでみた。
この本では,上代文学,主に東海・中部地区を読んだ万葉集の句を,古東海道や東山道と絡めて考察している。まず,基本的なこと。同じヤマトタケルノミコトでも古事記では倭建命と表し,日本書紀では日本武尊と表していること。恥ずかしながら初めて知った。ヤマトタケルノミコトは,古東海道を東に進み相模国で難儀に遭い(焼津ともいう),東山道を帰って,伊吹山で戦い,伊勢の能褒野でなくなった。街道を歩くと,そんな伝説地がたくさんある。
昔の言葉,読むのに難解で,すぐに眠くなってしまい大変だったが,面白かった。
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