伊場遺跡
浜松市中区東伊場二丁目の伊場遺跡公園に行ってきた。
伊場遺跡は弥生時代から平安時代にかけての遺跡で,近年遺跡内の河川跡(大溝)から木簡が出土し,注目を集めている。
弥生時代の環濠集落で,三重の濠で囲まれていた。濠の内側には住居の柱穴が見つかっている。集落の規模が大きく,大部分はJR東海の敷地内にあると思われる。知識としてはあったが,環濠集落を意識して見学したのは初めてで,よかった。
大溝とその周辺からは多量の木簡が出土している。この伊場遺跡およびこの地一帯には,複数の遺跡があり,伊場遺跡群と呼ばれている。出土した木簡から,伊場遺跡群には,敷知(ふち)郡の郡衙と栗原駅家があったとされる。(古代東海道の駅伝展…2019年10月06日)
また,古墳時代の竪穴式住居跡や掘立柱建物跡も見つかっている。
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