
「三河吉田藩・お国入り道中記」(久住祐一郎:集英社インターナショナル新書2019年4月刊)を読んだ。久住さんは豊橋市美術博物館の学芸員で,豊橋市二川宿本陣資料館の学芸員だった当時,吉田藩の参勤交代に関わる古文書がたくさんの残されていることを知ったそうだ。この本では,1841(天保12)年,吉田藩主松平伊豆守家の若殿・第九代信宝(のぶとよ)が,江戸屋敷から吉田へお国入りするときの参勤交代の記録が記されている。信宝の守り役であった大嶋左源太豊陳(とよつら)が目付として同行した記録を,久住さんが紹介してくれた。おもしろかった。
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