2019/08/31
2019/08/30
旧糟谷邸と尾崎士郎記念館
西尾市吉良町荻原大道通の尾崎士郎記念館・旧糟谷邸に行った。
旧糟谷邸は,江戸時代のこの地の大地主で,三河木綿の総問屋であった糟谷縫右衛門家の屋敷である。主屋・長屋門・土蔵・屋敷神などの建物は,愛知県指定文化財となっている。糟谷家は,現千葉県の大多喜藩(大河内松平家)の御用達商人でもあり,木綿の他,干鰯・米・味噌なども商ったという。一時三河吉田藩の藩主であった松平伊豆守家も松平大河内家だが,調べると元々は親戚筋であるようだ。
主屋には,みせ部・座敷部・数寄屋部があり,いくつもの部屋があることに驚いた。廊下を歩いていると,庭がきれいで,とても落ち着く。ところどころに萩の株があるのがいい。
旧糟谷邸に隣接して「尾崎士郎記念館」がある。尾崎士郎は,「人生劇場」で有名。尾崎士郎は,幡豆郡横須賀の郵便局長の家に生まれ,早稲田大学に進学したが,実家が没落し除籍となる。その後,小説家となり,「人生劇場」を発表したという。もともと吉良町の図書館にあった尾崎士郎の展示コーナーを独立させ,記念館を開設したそうだ。東京都大田区の尾崎士郎自宅の書斎も移築されている。(写真は書斎内部)
2019/08/25
浜松市立雄踏図書館と金山天神社
昨日8月24日に,湖西市吉美の熱田神社と浜松市西区雄踏町の金山天神社に行った。いずれも,ヤマトタケルにゆかりのある神社だ。金山天神社をgoogle mapで調べると,どうも雄踏図書館に隣接するらしい。それで,車を雄踏図書館の駐車場に止め,まずは図書館に。すると入口にヤマトタケルの銅像が。ついでに,郷土コーナーの書籍を見ると,旧東海道関係の書籍がある。せっかくなので借りようと思ったが,浜松市民ではないのでダメだった。残念。
雄踏図書館の裏手に,金山天神社はある。いわれを見ると,日本武命が,「この浦に泊まりて,当金山に登り,雄々しく踏み固めたことにより,この里を雄踏と称するようになった。」とあった。雄踏町は,平成の大合併により浜松市の一部となったが,由緒のある名前だ。図書館にヤマトタケルの像があるのも分かる。
2019/08/24
2019/08/19
「ヤマトタケル」を読んで
昨日と今日の二日間で,「日本人なら知っておきたい英雄 ヤマトタケル」(産経新聞取材班著:2017年)を読んだ。この本は,産経新聞(大阪版)に連載された『ヤマトタケルのまほろば』をもとにしている。古事記に記された倭建命の西征・東征について,それぞれの伝説地に取材して,大和王権がいかに権力を集中させていったかを述べている。
街道歩きをしていると,旧道沿いにはさまざまな名所・旧跡があり,歴史を身近に感じることが多い。そんな中,中山道とNHK・BS時代劇「一路」,箱根路と後北条氏,美濃路と朝鮮通信使などについて調べてきた。今回,古代東海道に興味を抱いたところ,旧東海道にはヤマトタケルにまつわる旧跡が多いことに気がついた。また,今年美濃路歩きで立ち寄った熱田神宮には,草薙の剣やミヤズヒメなど,ヤマトタケルに関わる言い伝えが多いことも分かった。そんなわけで,この本を買い,一気に読んだ。ヤマトタケル自体は,実在した人物ではないと思われるが,おもしろかった。
2019/08/17
一宮市尾西歴史民俗資料館
友人と,一宮市尾西歴史民俗資料館へ行ってきた。前回,起宿を歩いたときには耐震補強などのために改装中で見学することができなかった。念願叶って,今日8月17日に行ってきた。期待通り,起川の船橋のジオラマや古地図が展示されていて,十分楽しむことができた。朝鮮通信使や琉球使節・像の通行などの展示もあった。それから,入場無料なのがすごい。それから,「美濃路起宿と脇本陣林家」という冊子を購入した。
起宿の脇本陣は,船庄屋を務めていた林家が兼務していた。脇本陣の建物は,1891(明治24)年の濃尾地震で倒壊したが,大正年間に立て直され,2002(平成14)年に,国登録有形文化財となっている。旧林家の住宅は,尾西歴史民俗資料館の別館となっている。また,林家の庭園も素晴らしい。
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