走水の海/オトタチバナヒメ
今回の三浦半島訪問でのいちばんの目的は,走水神社。ヤマトタケルの東征伝説を理解するために,どうしても訪れたかった。そのために,街道歩きを早めに切り上げて,交通機関を利用した。それが正解。社務所が閉まるという午後三時に,かろうじて間に合った。走水神社から海を見ると,対岸の富津岬はすぐそこだ。グーグルマップで距離を測ると,約7.5km。古代東海道が,相模国から海を渡って上総国へ通じていたのも納得できる。
走水神社の祭神は,日本武尊と弟橘媛命。ヤマトタケルの東征の際,走水から浦賀水道を船で渡り,上総国へ向かおうとしたが,海神の怒りに触れ突然の嵐となってしまった。その嵐を沈めるために,東征に同行していた后のオトタチバナヒメが海中に身を投げたところ,海が静まり,ヤマトタケルは海を越えることができたという。
境内には,航海の安全を願う「舵の碑」がある。国際婦人年【1975(昭和50)年】に,地元婦人有志が発足人となり,建てられたそうだ。「舵の碑」には,弟橘媛命のプレートが埋め込まれている。
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コメント
萩さんのおかげで、いつか行ってみたいと思っていた走水神社へお参りができました。
走水神社の高台から臨む浦賀水道は、対岸の千葉県が近くてビックリしました。
今まで無謀と思っていた古代人の渡船も、こんな近くなら行ってみようかなと思いますよね~。(^-^;
投稿: とらぞう | 2019/11/03 22:53
走水神社は,是非行ってみなければと思っていました。ヤマトタケルの東征伝説地で,最も重要なスポットと言っても良いと思います。
走水と富津,本当に目と鼻の先ですね。驚きました。一泊して,観音崎や浦賀の観光地をじっくりすればよかったと思ったぐらいです。
でも,無理をしないことが,大切です。
それにしても,汐入駅・馬堀海岸経由にしたことがいちばん良かったですね。とらぞうさんのおかげです。ありがとうございました。
投稿: 萩さん | 2019/11/04 20:09