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2019/11/28

シリーズ藩物語・三河吉田藩

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「シリーズ藩物語・三河吉田藩」(久住祐一郎:現代書館2019年7月刊)を読んだ。以前,久住さんの著書「三河吉田藩・お国入り道中記」を読み,2冊目。この本では,秀吉時代の池田輝政が治めていた頃から始まり,徳川政権になって吉田藩が成立してからの歴代の藩主22人について,くわしく記述している。

第14代と16~22代は,知恵伊豆と呼ばれた松平信綱の大河内松平家が藩主となっている。最後の藩主第22代松平信古(のぶひさ)は,1862(文久2)年~1865(元治2)年に大坂城代を務めている。在任期間中には第一次長州征伐もあり,大変困難な役割であった。大坂城代の役を解かれた後の1868(慶応4)年には,将軍慶喜が大坂を脱出したことを知り,信古も4,5人の家臣と共に大坂を脱出して吉田に帰ったという。そして,その後新政府に恭順したという。

また,幕末に吉田城下の牟呂村で最初に起こった「ええじゃないか」騒動のことも書かれていて,おもしろかった。

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2019/11/23

美濃路歩き五日目/イチョウ並木と佐渡の渡し

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美濃路歩きの五日目。墨俣宿から,東結一里塚・佐渡の渡し・三塚一里塚を経て大垣宿まで約10kmを4時間で歩いた。

蒲郡・刈谷間の濃霧の影響で,東海道線が20分遅れで穂積駅に到着。バスが行ってしまったので,タクシーを奮発して墨俣へ。前回終了した西町八幡神社からスタート。東結一里塚・結神社と続く。結神社の手前の道は,イチョウの黄葉がきれいだった。そして,新揖斐川橋を渡った。

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揖斐川を渡ると,佐渡常夜燈がある。佐渡(さわたり)の渡しは,佐渡川(現揖斐川)の佐渡村と西結(にしむすび)村を結んだ渡船で,この常夜燈は,1854(嘉永7)年に建立されたそうだ。これで,美濃路の木曽三川すべてを渡った。

そして,三塚一里塚を経て,大垣城名古屋口門から大垣宿に入り,奥の細道むすびの地まで歩いた。次回が最終回となりそう。

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2019/11/19

能褒野王塚古墳と井田川駅の日本武尊像

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伊勢国府跡から少し歩くと,亀山市に入る。能褒野町の表示が見え,一安心。名越の信号交差点南に,のぼのの森公園がある。のぼのの森公園の中に,能褒野神社と能褒野王塚古墳がある。1879(明治12)年,宮内省が能褒野王塚古墳をヤマトタケル陵としたそうだ。墳長90m,高さ9mの前方後円墳で,4世紀末に作られたとみられている。宮内庁が管理しているので,お墓の前までしか入れない。

能褒野神社は,その後で作られたそうだ。

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見学して,のぼのの森駐車場に行くと,ちょうど空車のタクシーが行くところ。乗れなかった。歩いて行くと,三重交通のバスが前を行く。乗りたかったなあ。ようやく井田川駅が見えたところで,13時31分発の名古屋行きが行ってしまった。次は,14時29分発。そういえば,3年前の東海道歩きのときも,ここで一時間も待ったっけ。とほほ。

でも,駅前の日本武尊像の写真は,しっかり撮れた。これで,ヤマトタケルの取材はひとまず終わり。とても良い勉強になった。

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2019/11/18

伊勢国府跡

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加佐登小学校から西へ向かう。約2km,30分ほど歩いたところに伊勢国府がある。国府があったところは,林になっている。陽があるのだが,風が強くて寒かった。

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2019/11/17

鈴鹿フラーワーパーク/萩の黄葉

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昨日は,加佐登神社・白鳥神社古墳を見学し,その足で能褒野王塚古墳へ歩いて向かった。加佐登神社の境内にほぼ接して鈴鹿フラーワーパークがある。加佐登調整池(白鳥湖)の北側の道を歩いていくと,駐車場と門があった。何と入場無料。この時季,花は少なくパンジーぐらい。パンジーも植えたばかり。それでも,道路を歩くよりフラワーパークを散策しながら進む方が良い。

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野点広場へ行くと,何やら黄色いものが。萩の黄葉かな。近づいてみると,思った通り。これだけ見事に萩の黄葉を見たのは久しぶり。よかった。

もう一か月早ければ,花も見られたろうに。

この後,荒神山観音寺にも寄った。

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2019/11/16

加佐登神社と白鳥塚古墳

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ヤマトタケルの調査で,三重県鈴鹿市のJR加佐登駅から,亀山市のJR井田川駅まで,能褒野の里約10kmを見学を含めて4時間で歩いた。加佐登へは東海道歩きで何回も来ているが,加佐登神社と白鳥塚古墳には行ったことがなかった。ぜひ訪れたいと思っていたので,頑張って行ってきた。

まず,JR関西本線加佐登駅から20分ほど歩いて,加佐登神社へ行った。ヤマトタケルが主祭神として祀られるこの神社は,ヤマトタケルの終焉の地とされる。ヤマトタケルが亡くなる前まで持っていた,形見の笠と杖がご神体となっている。社務所では,宮司さんが由緒や能褒野の地について,親切に説明してくださった。愛知県豊橋市から来たというと,愛知県からお参りに来る方が多いとおっしゃっていた。愛知県は,熱田神宮やミヤズヒメの関係があるのかもしれないとのことだ。

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そして,加佐登神社の北にある白鳥塚古墳へ行った。本居宣長や平田篤胤が能褒野陵として有力視した古墳で,三重県下最大の帆立貝式古墳だそうだ。この地に埋葬されたヤマトタケルは白鳥となって天に舞い上がったという。

ここまでは順調なウォーキングだったが,これからが大変だった。

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2019/11/14

カマキリ

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茶色のカマキリ。11月になってずっと我が家の玄関でひなたぼっこをしていたが,昨日ぐらいからどこかへ行ってしまった。それはそれで,ちょっと寂しい。冬越しできるかな?

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2019/11/09

三河総社と三河国府跡

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先日訪れた豊川市白鳥町の白鳥神社のそばに,三河総社がある。律令時代,地方に派遣された国司は,赴任時と毎月一回,国内の神明帳にある神社すべてに参拝することになっていた。その負担が大きかったので,すべての神社の祭神を一か所に集め,祀ったという。三河国の五十九の神社が集められたのがこの三河総社だそうだ。

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三河総社の東に,曹源寺がある。この寺の境内から三河国府の遺構が発見された。曹源寺本堂が建つところが三河国府の正殿だったという。

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2019/11/05

焼津神社の日本武尊像

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昨日,焼津神社に行った。主祭神は日本武尊。焼津神社の由緒書きには,「(ヤマトタケルが東征のとき,)敵の罠にはまり火に囲まれてしまいます。そこで尊は天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)で草を薙ぎ払い,向火を放って敵を退けました。」とある。それにより,この地は「焼遺」という地名となり,焼津になったといわれる。

境内は,七五三参りの家族連れで賑わっていた。菊の展示会も行われていた。

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ひと通り見学し帰ることに。でも何かもの足らない・・・。鳥居の写真を撮りに行くと,「ありました!」 菊花展のテントの裏に。テントで石像がかくれて見えなかったのだ。あやうく日本武尊の石像の写真を撮らずに帰るところ。セーフ。でも,下から見上げると,暗くて上手く写らなかった。

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2019/11/04

焼津・花沢の里とアサギマダラ

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11月4日(月),文化の日の振りかえ休日。静岡県焼津市の花沢の里へ行ってきた。花沢の里は30軒ほどの集落で,2014(平成26)年に,国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている。花沢の里の道は,古代の東海道とされ,日本坂峠を越えて静岡市側の小坂集落へ通じていた。「やきつべの小径」ともいうそうだ。「焼津辺に我が行きしかば駿河なる安部の市道に逢いし児らはも」という万葉集の歌碑もある。

ヤマトタケルが東征のときに越えたであろう日本坂峠を通る古代東海道は,中世には蔦の細道,近世には宇津ノ谷峠越えの東海道と変っていった。

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花沢の里の道沿いに,フジバカマが咲いていた。何気なく見ていると,アサギマダラがフジバカマの蜜を吸っていた。フジバカマには,アサギマダラに必要なピロリジジンアルカイドが含まれているそうだ。

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2019/11/03

白鳥神社と法雲寺・白鳥地蔵尊

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先日,豊川市白鳥町の白鳥神社へ行った。地図を見ながら行くと,どうも二回目の東海道歩きのときに通ったようだ。家に帰って確認すると,同じ写真があった。でもこのときは,重要視していなくて,HPには掲載していない。03の名鉄踏切を渡った北の丘にあたる。

東三河には,新城市や豊川市を中心に多数の白鳥神社がある。ヤマトタケルの東征の際,岡崎・甲山(かぶとやま)の賊を打ち破ったあと,本宮山北麓の作手(つくで=現新城市)を平定し,遠江に向かったのではないかとされる。

この白鳥神社の祭神は,日本武尊。但し,由緒では,後花園天皇の時代(1400年代)に「尾州白鳥神社を勧請して日本武尊を祀る」とあり,この地は直接ヤマトタケルに関わることは,無いようだ。

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白鳥神社の二軒東に,白鳥山地蔵院法雲寺がある。白鳥地蔵尊と呼ばれ,木造延命地蔵菩薩半跏像は,豊川市指定有形文化財。

法雲寺の山門は,旧東海道赤坂宿の赤坂陣屋薬医門を移築したものと伝わる。本陣の門とする説もあるようだ。確かめてみよう。

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2019/11/01

道の駅「とよはし」

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道の駅「とよはし」へ行った。今年5月26日,国道23号七根インター北にオープンした豊橋初の道の駅。この10月13日には来場者が100万人を達成するという人気スポットだ。一度は行きたいと思ってはいたが,駐車場の混雑が苦手なので,今日が初めての視察。この日は平日の午後だったせいか,駐車場がすいていてよかった。

道の駅「とよはし」には,Tomate(トマッテ)とアグリパーク食彩村の二つの施設がある。Tomateという名前は,この道の駅にとまって!という意味と,豊橋名産のトマトを表している(と思う)。Tomate内には,豊橋名産ヤマサのちくわや,豊橋カレーうどん,豊橋牛まぶしをたべることができる。

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アグリーパーク食彩村は,元々あった施設を,道の駅オープンにあわせリニューアルニューアルしたもの。豊橋・田原の農産物がたくさんならぶ。

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