焼津・花沢の里とアサギマダラ
11月4日(月),文化の日の振りかえ休日。静岡県焼津市の花沢の里へ行ってきた。花沢の里は30軒ほどの集落で,2014(平成26)年に,国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている。花沢の里の道は,古代の東海道とされ,日本坂峠を越えて静岡市側の小坂集落へ通じていた。「やきつべの小径」ともいうそうだ。「焼津辺に我が行きしかば駿河なる安部の市道に逢いし児らはも」という万葉集の歌碑もある。
ヤマトタケルが東征のときに越えたであろう日本坂峠を通る古代東海道は,中世には蔦の細道,近世には宇津ノ谷峠越えの東海道と変っていった。
花沢の里の道沿いに,フジバカマが咲いていた。何気なく見ていると,アサギマダラがフジバカマの蜜を吸っていた。フジバカマには,アサギマダラに必要なピロリジジンアルカイドが含まれているそうだ。
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