「君はるか 古関裕而と金子の恋」
今日までに,NHK朝の連続小説「エール」の主人公のモデルとなった古関裕而と妻の金子さんを描いた「君はるか 古関裕而と金子の恋」(古関正裕:2020集英社インターナショナル刊)を読んだ。作曲の国際コンクール入賞を新聞で知った金子(きんこ)の手紙から文通が始まり,二人が豊橋駅で会うまでのストーリー。
金子さんは,豊橋高女の出身。金子さんは,手紙の中で「豊橋高女の教育方針は「良妻賢母」だけでなく「家庭婦人にとどまらぬ社会の人」「自ら世の進歩と共に歩む」です。」「そのやうな教育を受けましたから,オペラ歌手になって自立しようと志したのです。」と記している。高校の同窓会名簿の「昭和3年3月卒業」の欄に,古関金子の名があった。豊橋高女の流れをくむ高校の出身者として,誇りに思う。
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