
「ツナグ 想い人の心得」(辻村深月2019新潮社)を読んだ。使者の歩美は,死んだ人と死んだ人に会いたい人を,ツナグ役目がある。会いたいという想いには,それぞれ事情がある。使者はその想いを死んだ人に伝え,満月の一晩だけ会わせてあげることができる。不思議な能力の持ち主だ。それでもいくら会いたいと言っても,死んだ人が会うと言わなければ実現しない。
辻村さんの小説を読むのは三作目。はじめに,「島はぼくらと」を読んだ。青春ストーリーと思いきや,ミステリアスな話でおもしろかった。二作目は,「かがみの孤城」を読んだ。「かがみの孤城」は登校拒否の少女のこれも不思議な話。最後に,あっと驚く展開が待っていた。
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