
先月,あま市上萱津の萱津神社に行ってきた。萱津神社は,和歌に詠われる阿波手の杜に鎮座し,「香の物」発祥の地だという。この地でとれたウリやナス・大根と塩を甕に入れてお供えしたところ,ほどよい塩漬けになったという。村人がこの漬物を東征中の日本武尊に献上したところ,尊が「藪二神物(やぶにこうのもの)」と仰ったと伝わる。萱津神社では毎年香の物祭りが行われ,全国の漬物業者が参列している。

また,伊吹山で傷を負った日本武尊がこの地に居るミヤズヒメの元に来たが,会えなかったため,後世に生まれ来るものは,必ず逢えるようにと2本の榊を植えたという。2本の榊は,地上2mのところで手をつないでいる。
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