
豊橋市美術博物館で開かれている企画展「吉田城と三河吉田藩 藩主大河内松平家の歴史と文化」へ行ってきた。大河内松平家は,松平伊豆守家として有名な譜代大名で,江戸時代後半の約140年間にわたって吉田藩の藩主であった。
この展覧会では,吉田城の築城と改修の歴史をはじめ,大河内松平家の歴史と文化を紹介している。初代の松平信綱は,島原の乱で活躍し,徳川家光からの信頼もあつかったという。歴代当主のうち四人が老中を務めるという家柄で,最後の藩主信古(のぶひさ)は,大坂城代として幕末の混乱期に活躍したという。
また,大河内松平家の家宝も展示されている。なかでも,定家本源氏物語「若紫」は,一般初公開という。
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