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2020/11/28

初生衣神社

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伊勢神宮関連の取材で,浜松市北区三ヶ日町岡本の初生衣神社(うぶぎぬじんじゃ)へ行ってきた。この地は,伊勢神宮の濱名神戸の地とされ,この神社は濱名斎宮ともいわれる。この神社の祭神は,天棚機姫命(あめのたなばたひめのみこと)で,機織の祖神だそうだ。写真茅葺きの建物は,「織殿」と呼ばれ,この建物で三河の赤引糸を織って「御衣(おんぞ)」にしたという。この御衣は,伊勢神宮内宮(皇大神宮)に奉納されたという。「織殿」は浜松市指定有形民俗文化財。おんぞ祭りは,4月13日に行われる。

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社務所はないが,無人の「織姫の館」があり,ガラス窓の内部には復元した織機を展示している。絵馬はあったので,購入。代金は賽銭箱に入れてきた。

近くに濱名総社があり,ここで織った御衣を濱名総社で祓い清め,内宮に奉納するまで一時留め置いたということだ。

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2020/11/26

郡上八幡のまちなみ

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郡上八幡の吉田川より北の地区を,郡上八幡北町という。この郡上北町のうち職人町,鍛冶屋町,大手町,柳町と八幡城を含む範囲が,2012(平成24)年に,国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された。写真は,職人町。建物は,1919(大正8)の北町で起きた大火災後に建て直されたものだが,同じような造りが並んでいる。

 

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郡上八幡のまちなみには,多くの水路がある。流水や湧水が多いのも,落ち着いたまちなみに映える。写真の宗祇水(そうぎすい)は,1985(昭和60)年に,名水百選第1号に指定されている。岐阜県指定史跡。

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2020/11/22

郡上八幡城

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郡上八幡城へ行った。郡上八幡城は,1559(永禄2)年に,遠藤盛数が,八幡山に砦を築いたのが始まりとされる山城で,続日本100名城に選定されている。遠藤氏以後,稲葉氏,井上氏,金森氏,青山氏が城主となっていて,青山氏のときに明治維新を迎えている。廃藩置県により廃城となり,1870(明治3)年に取り壊されたが,1933(昭和8)年に模擬天守が木造で再建されている。木造再建天守としては,日本最古。

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東名高速,東海環状道,東海北陸道を約2時間走って到着。ふもとの駐車場から歩いて登ろうとしたが,駐車場が満車のため,そのまま登頂道へ誘導されてしまった。細くて,切り返しの多い道。歩行者も多く,運転はドキドキの連続。怖かったが,何とか山頂駐車場に入ることができた。しかし,入場直前に雨で大変。天守に入ると,ギシギシ,バリバリ,うるさい音。木造建築のため,床がきしむのだそうだ。それでも,木造だけに,天守の中の雰囲気は抜群。城はこうでなくっちゃ。各層からの見晴らしも抜群。

天守内を見学後,外に出ると,幸運なことに青い空が見える。残っていた紅葉と天守のツーショットも撮れて満足。

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2020/11/21

羽田八幡宮文庫展

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先日,豊橋市中央図書館へ行き,「豊橋市文化財指定記念 羽田八幡宮文庫展」を見てきた。羽田八幡宮文庫は,1851(嘉永3)年に,羽田八幡宮神主の羽田野敬雄が中心となって設立した文庫で,往時所蔵する書籍は10000巻をを越えたという。書籍の管理のために,目録があり内容によって分類もされていたという。蔵書印が押され,書籍の閲覧や貸出もできたといい,まさに居間の図書館の先駆けともいえる施設であった。豊橋市図書館は,この羽田八幡宮文庫の旧蔵書を中心に,1912(大正2)年に開館している。

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今回の展示会では,羽田八幡宮文庫の旧蔵資料の他,羽田八幡宮の神宝として宝庫に所蔵されていた「書翰」と「宸翰」が展示されている。書翰(書簡)とは,用事などをしたためて送る書状,手紙。また,宸翰とは,天皇・上皇の自筆の書状というから,驚き。重要文化財級の貴重な資料だ。

しおり(上の写真)にある,【織田内大臣信長公御書翰】「大和筒井順慶宛朱印状」は,信長に反旗を翻した松永久秀に対抗するために,大和郡山城主の筒井順慶に警備の指令をしたものだそうだ。冒頭の「惟任日向守」は明智光秀のことだという。まさに,大河ドラマ「麒麟が来る」の世界。また,下の写真の【豊臣太閤秀吉公御下知書】[羽柴筑前宰相他宛覚」は,宇喜多秀家や細川忠興らに,朝鮮出兵のときの備えをするように送ったものだそうだ。

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2020/11/14

畔田城,荒れている

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10年ぶりに,豊橋市城下町の畔田城へ行ってきた。表浜伊勢街道の取材。国道42号,豊橋市城下老人憩いの家(畔田の郷)の交差点を南に入り,左折。そこまでは良かったが,10年ぶりなので,畔田城へ入る道が分からない。昔あったはずの標識がない。それらしいところを進むと,ようやくここだ。世の中お城ブームだというのに,畔田城は忘れ去られているのだろうか。この近くでは,土砂崩れで危険なところもあるようだ。

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本丸には,祠がある。本丸の広場は草刈りがされているが,土橋や虎口などの表示杭は朽ちて,分からない。残念。この下は絶壁。海はすぐそこ。10年前は,海をのぞいたが,今回はやめておいた。

まちかど 拝見! 豊南校区 畔田城

ヤクシソウが咲く畔田城虎口

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2020/11/08

佐久島

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三河湾に浮かぶ佐久島に行ってきた。西尾市一色漁港から市営高速船で20分。定員110人ほどの船は満席。今,佐久島は「アートの島」ということで人気が高い。

佐久島は,江戸時代や明治時代に豊橋(吉田)から伊勢神宮へ船を使ってお参りするときに,海が荒れた時などに立ち寄ったとされている島だ。遠く奈良時代には,三河湾の産物が都に運ばれたとされる。

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今回は,島の歴史や民俗に触れたくて,古墳や西の集落の黒壁集落を中心に巡った。アート作品は次回にでもと思う。「大葉邸」というこの黒塗りの建物も,空き家を利用したアート作品だそうだ。

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2020/11/06

日出の石門

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11月3日の街道歩きで,日出の石門を見てきた。何回か,自動車で通ったことはあったが,じっくり見るのはずいぶん久しぶり。こんなにきれいだったんだ。写真は,沖の石門。日出園地の高台から見下ろした。岸の石門もあるが,観光客もいて,いい写真は撮れなかった。

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日出園地から東を見ると,堀切海岸と大山がある。名古屋テレビなどの中継でなじみの画像。西には,恋路が浜の向こうに,伊良湖岬の山が見える(3日のブログ写真)。きれいな写真が撮れて,うれしかった。

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2020/11/03

表浜街道その3/赤羽根から伊良湖岬

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渥美半島・表浜街道の3回目。田原市赤羽根町明神から伊良湖岬まで約20kmを休憩を含めて5時間で歩いた。これで,白須賀から伊良湖岬まで,片浜13里をすべて歩き通したことになる。ただ,今日は,冬型気圧配置で強風でとても寒かった。特に,和地から堀切付近は,単調で歩道もなく,結構つらかった。

前2回は,台地上で標高50mぐらいの高いところを進んでいたが,今回は高くても20m前後。赤羽根の西の坂を下ると,赤羽根漁港がある。この先,津波のときの避難経路を指す表示が目立った。

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日出(ひい)の石門を見て,田原豊橋自転車道を進むと,伊良湖岬・恋路が浜がきれいに見えた。何度も見たことはあるが,歩いているからこそ,じっくりと写真を撮ることができた。よかった。

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