昭和日常博物館
友人の紹介で,北名古屋市の昭和日常博物館へ行ってきた。正式には,北名古屋市歴史民俗資料館というそうだ。もともとは師勝町民俗資料館であったが,西春町と合併したことにより,現在の名称となった。
1997(平成9)年,「日常が博物館入りする時」をテーマに特別展を開催したそうで,そのとき以来,昭和30年代の資料を豊富に展示しているということだ。高齢者が昔のものを見て懐かしみ,子供のころの記憶を引き出すことにより,認知症や引きこもりの予防につなげるという「回想法」をうたい文句にしている。
豊橋市の子ども未来館にも,昔の町や暮らしを再現したコーナーがあるが,それは社会科や生活科の学習を念頭に置いていると思われる。昭和日常博物館は,高齢者にお出かけしてもらうという発想。おもしろいと思った。家族連れや若い人の見学者も多かった。
地下には,寄贈された昔の車やオートバイの展示があった。50年前には,こんな小さい車に乗っていたのか,不思議な気分だった。
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コメント
博物館としての趣旨がユニークですね。
そうか、私の収集品は、期せずして自分自身に対して、そういう役目を果たしていたのかも。(笑)
北名古屋市という市名は初めて見ました。平成の合併で生まれた市なのですね。
投稿: 玉村の源さん | 2022/06/13 11:51
回想法のページを見直しました。
学研のココファンという高齢者住宅のページです。学研が高齢者関連の事業をしているということに,驚きました。
https://www.cocofump.co.jp/articles/kaigo/281/
昭和日常博物館の場合は,「おでかけ回想法」といっているようで,博物館にお出かけして回想法を行うということのようです。
源さんの収集品も,回想法に役立ちそうですね。
投稿: 萩さん | 2022/06/13 17:53