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2022/10/16

妙興寺

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一宮市大和町にある妙興寺は,正しくは長嶋山(ちょうとうさん)妙興報恩禅寺という。1348(貞和4)年に,滅宗宗興(めっしゅうそうこう)が開山した,臨済宗妙心寺派の寺院。本尊は釈迦三尊像。南北朝時代には尾張の北朝勢力の拠点であり,歴代の足利将軍から庇護を受けていたという。戦国時代に衰微するが,豊臣秀次(または秀吉)により再興した。妙興寺の境内全域が愛知県指定史跡。
鎌倉時代の禅宗様式を保つ妙興寺の建物の多くは,火災により焼失したが,その後再建されている。写真の佛殿は,1925(大正14)年再建。鎌倉街道は,妙興寺の東側を南北に通っていた。

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創建当時から残る勅使門には,後光巌天皇から賜った勅額「國中無雙禅刹」がかかっている。勅使門は,国指定重要文化財。

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