傲慢と善良
「傲慢と善良」辻村深月著 2022年9月刊 朝日文庫)
12月から少しずつ読み進めていたが,大みそかに紅白を見ながら,一気に読み終えた。傲慢と善良,ちょっとかたいタイトルだ。
婚活アプリで付き合っている坂庭真実が,ストーカーにねらわれているところから話は始まった。真実を守ろうと西澤架は結婚を決意し,結婚式場まで予約したが,ある日,真実が姿を消す。またストーカーが現れたのだろうか?
架は,ストーカーがいるかもしれない群馬に調査に行く。この架の調査の辺りは架の心理描写が続き,おもしろいとはいえなかったが,後半に急展開。前半は全てその伏線。辻村さんの小説は全てそう。驚かされる。
かがみの孤城,ツナグ,島は僕らと,など。
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