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2023/03/29

宮路山登山

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愛知の鎌倉街道最大の難所,宮路山に登った。赤石神社から,長沢「フロノ下」の猪垣を経て,子渡井の枡井戸から林道を登る。途中,浄瑠璃姫伝説が残る猿岩を見て,第二駐車場・第一駐車場と進む。赤石神社から第一駐車場まで約1時間半。第一駐車場の登り口を上がり,森林浴コースを通って40分。宮路山山頂362mに到着。宮路山山頂からは,渥美湾そして対岸の渥美半島の山々が箱庭のように見えた。爽快。

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奥州へ落ちる義経は,矢作宿の長者の家に泊まり,長者の娘・浄瑠璃姫と恋に落ちたが,姫を置いて旅立ってしまった。姫は義経を追いかけるが,長沢のこの地まで来たとき,大きな岩の穴から一匹の猿が出てきて,「もう,あきらめなさい」と言われた。この岩を猿岩というそうだ。姫は,泣きながら矢作宿へ引き返したという。

 

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2023/03/21

愛知の鎌倉街道を歩く/十日目・長沢から宮路山に登り赤坂へ下る

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愛知の鎌倉街道十日目を歩いた。名鉄本宿駅から前回終了の岡崎市鉢地(はっち)町まで行きスタート。すぐに豊川市長沢町となり,国道1号を進む。今日から東三河。長沢ののどかな田園を過ぎると,いきなり難関の宮路山への登りとなる。山頂からの眺望は抜群。宮道(みやじ)天神社奥の院からの下りはかなりの急こう配。これが登りだったら大変だった。麓の赤坂宿では大橋屋を見学した後,名電赤坂駅から電車に乗っておしまい・・・。と思っていたが,目の前の踏切にさえぎられて,乗り遅れ。30分も待ちたくないので2km先の御油駅まで急いで歩いた。結局,約15kmを休憩を含め6時間で歩いた。
写真は,長沢「フロノ下」の猪垣。耕地をイノシシやシカの害から守るために石垣が築かれているのだそうだ。桃の花(?)が美しい。梅か桜かも。

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家に帰ったら,鼻水やくしゃみがひどい。長沢の赤石神社付近で山を眺めると,スギ花粉が飛んでいるのが見えた。この写真よりちょっと前は,もっとすごかった。これで,しばらく山道はいいな。

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2023/03/12

吉祥山のヤブツバキ

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3月の吉祥山。まだほとんど花のない登山道に,木から落ちたヤブツバキの花が落ちていた。

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距離にして2000mの登山道。ちょうど1000mの地点に,ちょっとした椿のトンネル。

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2023/03/11

生田蛍は,美合の宝

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鎌倉街道が通る,岡崎市の美合学区では「生田(しょうだ)蛍は,美合の宝」として,ゲンジボタルの保護活動が行われている。
1935(昭和10)年に,岡崎ゲンジボタル発生地として,乙川,鉢地川,竜泉寺川,山綱川が国の天然記念物に指定されたという。

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毎年,美合小学校の児童により,山綱川でゲンジボタル幼虫の放流が行われるそうだ。

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2023/03/08

愛知の鎌倉街道を歩く/九日目・美合から山中・本宿へ

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きのう,愛知の鎌倉街道九日目を歩いた。岡崎市の名鉄男川駅をスタート。乙川河畔を歩き,生田城跡から美合町内を進み,岡町の山綱川河畔を行く。この地域では生田(しょうだ)蛍を放流している。東海道藤川宿を南北に横切り,山中八幡宮に抜け舞木町から天神山を越え,東海中学校の校地を抜け,本宿に至る。本宿の裏山の新興住宅地を抜け鉢地(はっち)町まで,約15kmを休憩を含め6時間で歩いた。

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藤川宿の称名寺から藤川台に向かう古道?。鎌倉街道は,藤川台入り口から東へ向かうが,森林とジェイテクトの敷地に阻まれる。藤川宿に戻り,藤川宿東棒鼻の先,市場町交差点を南に進むが,山中八幡宮へ抜ける道は発見できなかった。一度山道に入ってみたが,ぐるっと回って同じ所へ。大失敗。このロスタイムが響き,当初予定した名電長沢駅まで歩くのをあきらめた。

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2023/03/03

同志少女よ 敵を撃て

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「同志少女よ,敵を撃て」(逢坂冬馬 早川書房2021刊)を電子書籍版で読んだ。この作品は,第11回アガサ・クリスティー賞大賞作品で,2022年本屋大賞も受賞している。
第二次世界大戦の独ソ戦で女性狙撃兵として戦ったセラフィマを主人公にした壮絶な小説だ。セラフィマが住むモスクワ近郊の村がドイツ兵によって攻撃され,セラフィマの母親を含む全員が惨殺された。セラフィマは,ソ連軍の女性兵士イリーノに助けられ,狙撃兵として成長していく。
小説の中には,独ソ両軍兵士による女性への暴行も描かれている。男の言葉で語られてきた戦争を,女性の視点で語る大作でもある。

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