
「この夏の星を見る」(辻村深月著 2023年 角川書店刊)を読んだ。
コロナ禍で部活動ができない中,複数の中高校生による天文系サークルの若者たちが,スターキャッチコンテストというオンラインでの天体観測を通して,友情を深めていく物語。帯には,「離れていても,空はひとつ。全国の中高生たちは天文活動を通じてつながっていく。」とある。コロナ禍の不自由な学校生活や,中高生の心情を見事に表している。
登場する砂浦第三高等学校の生徒がつくば市の工場からの帰りに乗った電車。つくばエキスプレスかな?常磐線かな? 巻末に協力:土浦第三高校とあったから常磐線だね。こんなことを想像するのも楽しかった。
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