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2025/01/25

「オオルリ流星群」を読んだ。

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「オオルリ流星群」(伊与原新 角川文庫2024刊)を読んだ。伊与原新さんは,地球惑星科学を専攻した理系の方。天文の知識を生かした小説を多数執筆されている。「藍を継ぐ海」が直木賞を受賞している。

「オオルリ流星群」は,高校時代にオオルリの空き缶タペストリーをつくった若者たちが,27年を経て再結集し丹沢山中にミニ天文台をつくりあげたという話。国立天文台をやめて,ミニ天文台をつくろうとする慧子(スイ子)に協力する,久志と千佳の思いを中心に話が展開する。45歳になって,人生をやり直そうとするそれぞれの人間群像が描かれていて,前向きになれる。

途中,天文台のドームを豊川市の高校から譲り受けるシーンが出てくる。たぶん豊川高校だろう。身近な地名が出てくるとうれしい。

 

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2025/01/18

花沢の里から日本坂峠に登る

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焼津駅北口をスタートし,石脇城を見学。石脇登山口から花沢城に登り,花沢の里から日本坂峠に登った。静岡市側の小坂(おさか)に下り,用宗駅までの約12kmを約6時間で歩いた。花沢城は同行のY氏の希望。日本坂峠は,私の願い。
花沢の里は3回目。何度来ても良い。今回は花沢の里ビジターセンターが整備されていて,よかった。

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日本坂峠へのハイキングコースは,法華寺の脇から登る。とても苦しい山道。青息吐息で登って,日本坂峠に到着。遠い昔,ヤマトタケルが通ったという伝説が残る。ヤマトタケルを調べる私にとっては,絶対通りたい道であった。下りも大変な道であったが,小坂の集落にはヤマトタケル由来の説明板などが残されていて,楽しかった。付き合わせたY氏に最敬礼。

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2025/01/06

「女王の時代 -野上豊一郎の文学より-」を読んで

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「女王の時代 -野上豊一郎の文学より-」(稲垣信子著:豊川堂2018年刊)を読んだ。昨年から「地中海世界の歴史」を読んでいるが,古代のギリシャ・エジプト・マケドニアなどの歴史にふれることができてきた。そういえば以前購入し少しだけ読んで,そのままにしておいたこの本のことを思い出して,読んでみた。野上豊一郎の「クレオパトラ エジプトの王たちと女王たち」(1941年)と「シェバの女王」(1947年)の2冊の本を読んだ解説書となっている。野上豊一郎は,1938年イギリスとの交換教授でイギリスへ向かう途中にエジプトを旅行し,古代エジプトの歴史について取材したという。

「クレオパトラ」には,王イクナットン,王ラメセス二世,女王ハトシェプスト,女王クレオパトラについて書かれている。
「シェバの女王」は,シェバの女王,王ソロモンの智恵,王ソロモンの後宮,パウロと奴隷,十二使徒,ゲッセマネの小童,という構成である。イエスと十二使徒のことも書かれており,キリスト教の布教のことも書かれていた。

読後にネットで調べると,クレオパトラは,アレクサンドロス大王が病死した後,エジプトにできたプトレマイオス王朝の女王であること。シェバという国はエチオピアか南イエメンにあり,シェバの女王は,イスラエル王ソロモンに会いに出かけたことなどがわかった。

そういえば,著者の稲垣信子さんの夫稲垣瑞雄さんは豊橋出身で,以前「朱光院」という本を読んだことがあった。

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2025/01/01

謹賀新年2025年

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あけましておめでとうございます。
昨年中はお世話になりました。今年もよろしくお願いします。
     2025年1月1日

昨年は,一言でいうと低調な一年でした。
まず1月から高熱と激しい咳に悩まされました。咳で夜に眠れない日が続きました。
現役の時には,夜遅くまでパソコンで仕事をしていたせいか
夜に寝付けなかったり,冬に夜咳が出たりしていましたが
近年はそんなこともなく,ぐっすり眠れていたのですが・・・。
この1月がちょっと心配です。

中学校の社会科非常勤講師五年目。
今年度は公民を教えました。
政治がちょうど自民党総裁選,衆議院総選挙,豊橋市長選挙などがあり,
生徒も身近に感じることができたのではないかと思っています。

昨年の街道歩きは,天浜線ウォークと北国脇往還,そして伊勢東街道。
伊勢東街道は,ヤマトタケルが伊吹山で傷ついて大和へ帰る道。
関ヶ原合戦地でもあり,歴史を感じることができました。
今年はどんな歩きができるか? 頑張ります。

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