WHAT'S HAGISAN 136666
WHAT'S HAGISAN のアクセスカウンターが136666になった。
二年前の2023年4月22日に,「WHAT'S HAGISAN のアクセスカウンターが126666になった。6が4つも並ぶのはめずらしいので写した。」とある。二年後にも6が4つ並ぶのもめずらしいのでUPした。
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伊勢東街道三日目。養老鉄道美濃山崎駅から多度駅まで,寄り道を含めて約10kmを約4時間で歩いた。前回と同じでYさんとの二人旅。雄大な揖斐川の流れを見て海津橋を過ぎると,石津の古い町並が続く。国道258号を越えると,山除川沿いに南濃町太田・吉田・松山の集落が続く。ちょうど梅の花が満開で美しい。
松山諏訪神社の大クスは,樹齢約1000年。樹高約24m,根元幹周囲約9.5mで岐阜県の天然記念物。荘厳な感じ。諏訪神社からは,濃尾平野が一望でき,遠く名古屋市中心部のビル群が見えた。
南濃町松山から南濃町境となり,県境を越えると三重県桑名市多度町柚井となる。ここからは,美濃街道という名称になる。多度川を渡り,尾津神社(戸津)を見学した。
「藍を継ぐ海」(伊与原新 新潮社2024刊)を電子書籍版で読んだ。伊与原新さんの本は,「オオルリ流星群」に次いで2作目。
この「藍を継ぐ海」は,第172回の直木賞受賞作。「夢化けの島」「狼犬ダイアリー」「祈りの破片」「星隕つ駅逓」「藍を継ぐ海」の短編5作品が収録されている。どれも面白く,どんどん読み進むことができた。
「夢化けの島」は,萩市の見島が舞台。見島の地質を研究する主人公と萩焼の見島土を求める陶芸家の物語。主人公の研究者は,論文が評価されず科研費も得ることができないという助教という立場。大学の研究室を知る伊与原さんだからこその設定。興味深い。見島土を検索したら,萩ジオパークのHPにたどり着き,よい勉強になった。
「狼犬ダイアリー」は奈良県東吉野村で,ニホンオオカミと紀州犬の血が混じった狼犬ロマン。「祈りの破片」は,長崎で原爆が落ちた後,浦上天主堂の残がいを集めた学者の話。「星隕つ駅逓」は,北海道遠軽町に隕石が落ちたという話。そして,「藍を継ぐ海」は,徳島県の海岸でのアカウミガメ産卵の話。日本各地を取材して,ステキな作品を創りあげている。
「謝謝! 宮沢賢治」(王敏 著 2006年朝日文庫=河出書房新社1996の再刊)を読んだ。かなり前に読み始めて,難しかったので放棄していたが,再チャレンジで読んだ。王敏(ワンミン)さんは,文化大革命後中国からの日本への留学生第一号。1954年生まれというから私と同年代の方。四川外国語学院大学院在学中に宮沢賢治の「雨ニモ負ケズ」の詩に出合い,「注文の多い料理店」の中国語訳を出版し,大学院修了後専任講師となった。文革後,大学教員から選出した国費留学生として宮城教育大学に留学し宮沢賢治の文学を研究。お茶の水女子大学で人文科学博士号を取得した。現在,法政大学名誉教授。
第四章 宮沢賢治の解読では,第一節「小さなこゝろの種子とは何か」で,種子は「仏性」,種子は「童心」,種子は「詩心」といっている。第二節「『雪渡り』の彼方」では,「雪への情景」,「森の和」「家の希望」を説いている。途中の説明では,中国の古代の詩を取り上げて,賢治の文学と比較しているが,中国の詩はさっぱり分らなかった。というより頭に入ってこなかった。王敏さんの奥の深い研究には脱帽する。日中友好の架け橋で,2016年に日本社会文化貢献賞、2023年に外務大臣表彰を受賞している。
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