林住期/五木寛之
林住期を読んだ(五木寛之著 幻冬舎文庫 2008年刊)102。
古代インドでは,人生を「学生(がくしょう)期」「家住(かじゅう)期」「林住(りんじゅう)期」「遊行(ゆぎょう)期」の四つの時期に考えたそうだ。「学生期」は,親や国家の保護されながら学ぶ時期の25年間。「家住期」は,家族や社会のために働く25年間。「林住期」は,仕事を辞め,真に自分のために生きる25年間。そして「遊行期」は人生のフィナーレの25年。五木寛之氏は,「林住期」執筆時に74歳ということで,林住期のから遊行期への過渡期にあった。18年たった今も現役であることがすばらしい。
五木寛之氏は,「林住期」が人生のピークと言っている。そういえば,自分も2000年ごろから趣味の街道歩きを続けている。やりたいことをやる。できる。もっとも完璧な年金生活になったので,収入が減ってつらいが,あと五年。楽しまなきゃと思う。
この本では,呼吸法についても述べている。息をすることは生きること。鼻から吸って口から吐く。長年せきが続き,医者に行っても治らないという女性にあったそうだが,その女性は口から吸って口から吐いていた。五木氏が「鼻から吸うように」助言したところ,せきが改善したとか。
林住期の終わりに,インドに旅行に行って,ブッダの歩いたとおもわれるところを歩いたそうだ。ブッダは「不殺生」を説いた。つまり「命を大切に」。そして,「盗んではいけない」つまり自然を盗むことをしてはいけない。また,「不飲酒(ふおんじゅ)」酒を飲むなというだけでなく,体を大切にということだそうだ。
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