2020/12/26

西尾市岩瀬文庫

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友人と,西尾市岩瀬文庫へ行ってきた。西尾市岩瀬文庫は,西尾市の実業家岩瀬弥助氏が1908(明治41)年に会館した私立図書館で,1955(昭和30)年に西尾市立図書館岩瀬文庫となり,2003(平成15)年に「古書の博物館」としてリニューアルオープンされ,今日に至っている。写真奥に見える旧書庫は,国登録有形文化財。
岩瀬文庫に関心を持ったのは,豊橋市の羽田八幡文庫の蔵書が売りに出されたときに,多くの蔵書を岩瀬文庫が引き取ったということ。この蔵書の多くは,後に豊橋市が買い戻したそうだが,一部はこの岩瀬文庫に残っている。今回展示はなかったが,羽田八幡宮文庫の蔵書が現存するのは,この岩瀬文庫の存在が大きいといえる。

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西尾し岩瀬文庫には,「アマビエ」が出現する20年前に描かれたとされる「姫魚(ひめうお)図」が伝来する。「アマビエ」の先輩である。姫魚図には,「諸国にコロリ(コレラ)が流行って人々が亡くなるであろう。私の姿を描いて貼っておけば病にかからず子孫繁盛する。」という意味のことが書かれている。写真の模型は,疫病退散の意味で作られたのであろう。新型コロナウイルス感染症の一刻も早い終息を望んでいる。

 

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2020/11/21

羽田八幡宮文庫展

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先日,豊橋市中央図書館へ行き,「豊橋市文化財指定記念 羽田八幡宮文庫展」を見てきた。羽田八幡宮文庫は,1851(嘉永3)年に,羽田八幡宮神主の羽田野敬雄が中心となって設立した文庫で,往時所蔵する書籍は10000巻をを越えたという。書籍の管理のために,目録があり内容によって分類もされていたという。蔵書印が押され,書籍の閲覧や貸出もできたといい,まさに居間の図書館の先駆けともいえる施設であった。豊橋市図書館は,この羽田八幡宮文庫の旧蔵書を中心に,1912(大正2)年に開館している。

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今回の展示会では,羽田八幡宮文庫の旧蔵資料の他,羽田八幡宮の神宝として宝庫に所蔵されていた「書翰」と「宸翰」が展示されている。書翰(書簡)とは,用事などをしたためて送る書状,手紙。また,宸翰とは,天皇・上皇の自筆の書状というから,驚き。重要文化財級の貴重な資料だ。

しおり(上の写真)にある,【織田内大臣信長公御書翰】「大和筒井順慶宛朱印状」は,信長に反旗を翻した松永久秀に対抗するために,大和郡山城主の筒井順慶に警備の指令をしたものだそうだ。冒頭の「惟任日向守」は明智光秀のことだという。まさに,大河ドラマ「麒麟が来る」の世界。また,下の写真の【豊臣太閤秀吉公御下知書】[羽柴筑前宰相他宛覚」は,宇喜多秀家や細川忠興らに,朝鮮出兵のときの備えをするように送ったものだそうだ。

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2020/11/08

佐久島

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三河湾に浮かぶ佐久島に行ってきた。西尾市一色漁港から市営高速船で20分。定員110人ほどの船は満席。今,佐久島は「アートの島」ということで人気が高い。

佐久島は,江戸時代や明治時代に豊橋(吉田)から伊勢神宮へ船を使ってお参りするときに,海が荒れた時などに立ち寄ったとされている島だ。遠く奈良時代には,三河湾の産物が都に運ばれたとされる。

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今回は,島の歴史や民俗に触れたくて,古墳や西の集落の黒壁集落を中心に巡った。アート作品は次回にでもと思う。「大葉邸」というこの黒塗りの建物も,空き家を利用したアート作品だそうだ。

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2020/10/25

田原市渥美郷土資料館

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昨日,田原市渥美郷土資料館へ行ってきた。この資料館は,田原市渥美支所の隣接地にある。旧渥美郡の渥美町役場であったが,田原市と合併したため,渥美支所となっている。この資料館へ来るのは二回目。まだ,合併前,ずいぶん昔のことで,展示物のことはよく覚えていなかった。

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一階に埋蔵文化財室,二階に郷土文化財室と民俗文化財室がある。

郷土文化財室は江戸時代の資料が充実している。「支配陣屋と村々を結ぶ道」と紹介されているこの村絵図には,中山陣屋支配の西堀切村との道が描かれているという。中山村は絵図の左上で,西堀切村は右下。畠村(福江)や伊良湖村も描かれていて,興味深かった。

残念ながら,今回の目的,伊勢街道関係の資料はなかった。

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2020/10/17

手塚治虫展

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豊橋市美術博物館で開催されている手塚治虫展を観てきた。手塚治虫さんは,大阪府豊中市出身で,子ども時代を宝塚市で過ごしたそうだ。宝塚市の自然の中で,昆虫を採集したり,昆虫の精細な絵を描いたりして成長されたようだ。医師の免許を取得するなか,マンガへの道を選び上京。以後,数々の名作を生み出した。

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会場では,まずアトムがお出迎え。鉄腕アトム,ジャングル大帝,ブラックジャック,火の鳥,ブッダ,メルモちゃんなど,テレビアニメで観た作品や単行本をそろえた作品まで・・・。なつかしかった。特に,ブラックジャックは,医師免許をもっているということで,納得。また,所々に撮影OKスポットがあり,うれしかった。手塚治虫展は,11月23日まで。

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2020/09/06

記念講演会「旅人は伊勢をめざす」

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豊橋市二川本陣資料館では,8月1日から9月27日まで,企画展「旅人は伊勢をめざす~お伊勢まいりの歴史~」を開催している。今日は,その記念講演会「旅人は伊勢をめざす」に行ってきた。定員15名のこの講演会に運良く参加することができた。写真は,歌川広重画の浮世絵「伊勢参宮宮川の渡し」。絵が斜めになっているのは,展示の関係。でも,写真撮影OKでうれしかった。

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講演したのは,二川本陣資料館学芸員の和田実さん。伊勢参宮の目的には,①信仰の旅→娯楽の旅,②通過儀礼としての参宮,③年中行事としての参宮があるそうだ。伊勢神宮に参ったあと西国の社寺を巡ったり,江戸見物のあと秋葉山と鳳来寺を経由して伊勢へ行ったりと,さまざまなルートがあったようだ。また,約60年に一度,おかげ参りがあったという。写真は,おかげ参りののぼり。

東から伊勢に参る場合,東海道を宮まで行き,七里の渡しまたは佐屋街道三里の渡しで桑名まで行って伊勢街道を進むのがふつうである。このルートだと通常4日かかるが,吉田から船で直接伊勢に渡るとわずか半日で行けるので,吉田は賑わったようだ。おもしろかった。

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2020/07/24

「吉田城と三河吉田藩」展

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豊橋市美術博物館で開かれている企画展「吉田城と三河吉田藩 藩主大河内松平家の歴史と文化」へ行ってきた。大河内松平家は,松平伊豆守家として有名な譜代大名で,江戸時代後半の約140年間にわたって吉田藩の藩主であった。

この展覧会では,吉田城の築城と改修の歴史をはじめ,大河内松平家の歴史と文化を紹介している。初代の松平信綱は,島原の乱で活躍し,徳川家光からの信頼もあつかったという。歴代当主のうち四人が老中を務めるという家柄で,最後の藩主信古(のぶひさ)は,大坂城代として幕末の混乱期に活躍したという。

また,大河内松平家の家宝も展示されている。なかでも,定家本源氏物語「若紫」は,一般初公開という。

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2020/07/05

杉原千畝記念館

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岐阜県八百津町の杉原千畝記念館に行った。杉原千畝は,第二次世界大戦中,リトアニアのカウナス領事館の領事代理として,ポーランドから逃げてきたユダヤ人に「命のビザ」を発給したことで有名だ。ナチスドイツに捕らえられれば,強制収容所に送られ,虐殺されるかもしれない。そんなユダヤ人に,日本への通過ビザを発給し,6000人もの命を救ったとされる。杉原千畝の功績は,インターネットや書籍でも分かるが,実際に記念館に行ってみると,ユダヤ人迫害のひどさと,ビザの発給を許可しなかった日本政府に背いた行動とその勇気に感動した。

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2020/04/07

内山金子とその時代展

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豊橋市中央図書館に行き,「昭和の大作曲家 古関祐而の妻 内山金子とその時代展」を観てきた。金子(きんこ)さんは,旧渥美郡高師村小池(現豊橋市小池町)の出身。福岡尋常小学校の5年生のときに竹取物語のかぐや姫を演じたという。朝ドラの「エール」では,今まさに小学校時代の場面。

中央図書館の1Fには,朝ドラ「エール」のパネルが展示されていた。今日放映された吉田城での金子と父の場面の写真があった。手筒花火の写真もあったが,小池神社のお祭りでは,現在でも手筒花火の奉納が行われている。

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展示会では,金子と祐而の手紙も展示されていた。じっくり観てきたかったが,この時期なので,さらっと観てきた。

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2020/01/29

コートールド美術館展

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愛知県美術館へ行き,「コートールド美術館展 魅惑の印象派」を観てきた。セザンヌをはじめ,マネ,モネ,シスレー,ルノワール,ゴーガンなどの巨匠の作品がずらり。素晴らしい作品ばかりで,感動した。

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