2026/01/21
2026/01/19
2026/01/17
田沼街道一日目/藤枝・勝草橋から吉田・小山城まで(1)
2026年1月12日(月)成人の日に,Yさんと共に田沼街道を藤枝市勝草橋から,榛原郡吉田町の小山城跡まで約12kmを4時間で歩いた。田沼街道は,東海道の藤枝宿の瀬戸川にかかる勝草橋南詰の志太一里塚から分岐して,大井川を渡り老中田沼意次の居城相良城下まで約28kmの道のりである。東海道歩きのときにいずれは田沼街道を歩こうと思っていたが,念願が25年ぶりにかなうことになる。勝草橋も東海道すじも,以前に比べて整備され大変きれいになったという印象。
写真の田沼街道蹟は,勝草橋南詰から瀬戸川右岸堤防沿いを100mほど下ったところにあり,ここから堤防から分かれて進む。
藤枝市から焼津市の田沼街道は,静岡県道33号・藤枝大井川線にほぼ沿っている。藤枝市内では泉町付近に100mほど旧道が残っている。この付近から富士山がきれいに見えた。藤枝市大東町付近で東名高速道路をくぐり,焼津市上新田(旧大井川町)に入る。
2025/12/07
塩の道・秋葉街道三日目/菊川・小笠から牧之原・相良まで歩く
2025年12月7日,塩の道・秋葉街道を菊川市下川平(小笠郵便局前)から牧之原市相良(塩の道起点)まで約12kmを4時間で歩いた。出発前と到着後にも少し歩いているので歩数計アプリだと20kmとなっている。塩の道を歩くのは,6か月ぶり。
街道はずっと茶畑の間を進んでいる。まさに牧之原台地を歩きとおしたということになるかも。途中,富士山が顔を出したが,ややかすんでいて,写真写りは良くない。写真は,今川義忠公の墓。今川義元の祖父にあたるようだ。
牧之原台地を下るところでは,遠く海が見えた。結構感激。駿河湾だと思う。
国道150号,大沢インターチェンジ付近では,国道の反対側に出るところでちょっと迷ってしまいロスがあったが,何とか塩の道・相良起点に到着した。そのまま東へ直進して萩間川に出て,川沿いを下ると,湊橋の南橋詰に田村街道起点があった。次回は,東海道藤枝宿の勝草橋から田沼街道を歩くつもり。帰りは,相良庁舎前から静鉄ジャストラインのバスで,藤枝駅まで向かった。しかしバスで一時間,1150円。すごい道のり。2回で歩けるかな?
2025/11/29
「セツと八雲」を読んだ。
「セツと八雲」(小泉凡著:聞き手・木本健二 2025朝日新書)を読んだ102。セツは,小泉八雲の妻で,NHK朝ドラ「ばけばけ」の主人公松野トキのモデルだ。著者の小泉凡さんは,小泉八雲とセツのひ孫にあたり,小泉八雲記念館館長を務めている。この本は,朝日新聞の木本健二さんが,小泉八雲とセツを研究している小泉凡さんから聞き取ったもので,凡さんは「僕」として話している。
八雲の日本での第一作は,「知られぬ日本の面影」。松江の様子や,セツから聞いた言い伝えや怪談を含んでいる。凡さんによると,八雲は一旦この出版契約を破棄しようとしたが,セツが契約破棄の書簡を投函せず,トラブルを避けたとのことだ。
凡の名前は,マッカーサーの軍事秘書として来日したボナー・フェラーズからとったそうだ。フェラーズは昭和天皇を軍事裁判にかけるのを回避するようマッカーサーに働きかけた人物で,残されたセツや子のことを思いやり,亡き八雲の作品の出版にも尽力したそうだ。
八雲の長男一雄は,孫の名前をボナーからとって「凡」としたいとフェラーズに手紙を送ったそうだ。
これらのエピソードは,凡さんでなければ語られなかったと思う。たくさんある八雲関連の本から,この一冊を選んでよかった。
2025/11/23
原発被災地「小高」の本を読んだ。
「苦難の日々を心に刻み,再生へ向かって歩む 明日は必ず来る 原発被災地小高」(小高夏期自由大学事務局編著 2025ヨベル新書)を読んだ。101
小高(おだか)は福島県南相馬市小高区のこと。2011年の東日本大震災による東京電力第一原子力発電所の爆発事故により,小高区全域に避難指示が出され無人となった。避難指示が解除となったのが2016年7月。人口は震災前の約1万2千人から3割程度となっている。
しかし小高区では,住民が中心となって街の復興を推進し,東京大学や東北大学をはじめとした研究者や学生が協力して街づくりを行っている。この3年余りの間に,パン&カフェ「アオスバシ」,震災遺構としての「おれたちの伝承館」,ぷくぷく醸造,「小高町歴史郷土史料室」などなど,たくさんの施設ができている。小高区へ引っ越してきて起業する人も多い。元気な町だ。
この本は,そんな小高の人々の活躍とこれからの課題について語り合った「第2回小高夏期自由大学」の記録である。
2025/11/16
垂井城跡と南宮大社
友人と岐阜県垂井町に残る関ケ原合戦の陣跡を巡った。垂井は中山道の宿場町で,何回か訪れたことがある。美濃路の終着点でもある。
今回は,垂井駅北口を西進。突き当りの高台にあるのが垂井城跡。専精寺の境内になっている。垂井城は平塚為成の居城で,関ケ原の戦いでは大谷吉継と行動を共にしたという。垂井城跡の北側には見覚えがある景色があった。垂井の泉とある。ここは,中山道歩きのときに見学したところで,この泉が垂井という地名の由来だそうだ。
垂井の泉から,中山道にある南宮大社石鳥居が見える。この鳥居は,南宮大社の社殿とともに重要文化財となっている。中山道歩きのときには,この鳥居を見て,「南宮大社に寄りたいな」と思ったところだ。今回は念願がかなった。ちょうど七五三の時季で,境内は七五三詣りの家族でにぎわっていた。南宮大社は,鉄鉱・鉱山を司る金山彦大神を主祭神としているそうだ。美濃国一之宮。
2025/10/19
「崋山先生の画帖」を読んだ。
「崋山先生の画帖」(住田真理子著:2025年 風媒社刊)を読んだ。住田真理子さんの書籍を読むのは,公務員船頭「牛川の渡し物語」に続いて2冊目。東海日日新聞に連載されていた小説で,前作と同様にmichiさんの紹介で知り,購入した。
渡邊崋山は郷土が誇る偉人で,江戸幕府末期に田原藩家老として,また画家として活躍した人物である。天保の大飢饉のときには,食料備蓄庫(報民倉)を築いて領民を助け,藩内から一人の死者を出さなかった話は,有名。 田原藩隠居格の三宅友信の側用人として尽くし,友信に蘭学を勧めている。
崋山は外国船打ち払い令を批判する「慎機論」を書き,未発表の草稿を発見され,投獄されることになる。田原の池の原に蟄居させられてからは,貧しい暮らしの中で絵をかいて生計を維持するものの,「罪人のくせに絵をかいて売っている」という讒言を苦にして,自害している。
この小説では,崋山にかかわる様々な人物の眼から,崋山の生涯をえがいている。誰にでも優しく慕われていた。第一画から第六画まで,話に引き込まれた。
WHAT'S HAGISANで紹介した本は,これで100冊目。
2025/10/03
地中海世界の歴史7/「平和と繁栄の宿命」
地中海世界の歴史7/「平和と繁栄の宿命」パクス・ローマーナ(本村凌二著 講談社選書メチェ 2025年)を読んだ。99
紀元後54年の皇帝ネロの即位から,284年のディオクレティアヌス皇帝即位までの時代を取り上げている。パクス・ローマーナとは,「ローマによる平和」を意味するそうだ。ローマ帝国が繁栄したこの時代には,地中海世界の各地に,コロッセオをはじめとした円形闘技場や神殿,凱旋門などがつくられている。入浴場や水道橋なども整備され,貴族をはじめ一般市民の生活は向上していた。79年にヴェスヴィオ火山が噴火し,ポンペイの町が埋もれた被害もあった。
闘技場では人と人との決闘が見世物として行われ,勝者は英雄となるが,敗者は殺されるという残忍なことが行われていた。平和な世とはいえ奴隷制もあり,驚かされることが多かった。
五賢帝時代が最も安定していて,114年のトラヤヌス帝のときにローマ帝国の範囲は最大となる。続くハドリアヌス帝は,現在のフランス・イギリス・スペイン・チュニジア・ギリシャ・エジプトなどの属州を3度にわたり視察し,支配を確実なものにしている。ハドリアヌスの属州視察についての記述は,興味深いものがあった。
2025/07/31
一乗谷朝倉氏遺跡に行きました。
先日,特急しらさぎと北陸新幹線を乗り継いで,一乗谷朝倉氏遺跡に行ってきた。遺跡全体が国の特別史跡で,一乗谷朝倉氏庭園は国の特別名勝である。
まず,福井駅からバスで約30分で復元町並バス停に着いた。バス停からは復元町並の南口はすぐ。約200mの街並みが続く。途中の家の門をくぐると武家屋敷の発掘跡が広がり,裏山の緑が美しい。
復元町並は発掘調査で見つかった塀の石垣や建物の礎石をつかって,武家屋敷や職人等の町家を忠実に復元したものだそうだ。

復元町並の北口を出て道路と一乗谷川を渡ると,朝倉館の唐門がある。朝倉館は,朝倉5代義景の館で,三方を堀で,東側を山で囲まれた敷地内に,17の建物が建てられていたという。
より以前の記事一覧
- 静岡浅間神社/夏越大祓式 2025.06.30
- 塩の道・秋葉街道二日目/掛川から菊川・小笠まで歩く 2025.06.07
- 山形旅行二日目/山寺・立石寺 2025.05.26
- 山形旅行二日目/山形城 2025.05.24
- 山形旅行一日目/米沢城 2025.05.23
- 地中海世界の歴史6/「われらが海」の覇権 2025.05.14
- 「女王の時代 -野上豊一郎の文学より-」を読んで 2025.01.06
- 地中海世界の歴史4/辺境の王朝と英雄 2024.12.30
- 資料展「蔦屋重三郎と東三河の読書熱」 2024.12.24
- 「王国への道-山田長政ー」を読んだ 2024.12.19
- 伊勢東街道二日目/養老から美濃山崎まで 2024.11.23
- 地中海世界の歴史3/白熱する人間たちの都市 2024.11.21
- 近江八幡再訪 2024.10.18
- 地中海世界の歴史2/沈黙する神々の帝国 2024.08.21
- 地中海世界の歴史1/神々のささやく世界 2024.07.14
- 戸定邸(旧徳川家住宅松戸戸定邸)へ行ってきた。 2024.07.05
- 横浜赤レンガ倉庫 2024.06.06
- もう一度!近現代史 戦争の時代へ 2024.05.05
- 豊橋美術博物館リニューアルオープン 2024.03.05
- 極楽征夷大将軍を読み終えた 2024.01.10
- 姉川古戦場 2023.11.07
- 北国脇往還2/野村宿から小谷伊部宿まで 2023.11.04
- 伊勢街道五日目/松阪駅から斎宮宿まで 2023.10.21
- 豊橋別院で「徳川家康」講演会 2023.09.30
- 間宮林蔵・探検家一代 2023.09.10
- 駿府城・天守台発掘現場 2023.09.06
- 医療戦士かく戦えり 2023.08.01
- 倉吉打吹玉川/重要伝建地区 2023.07.29
- 日東第一形勝/鞆の浦・福禅寺 對潮楼 2023.07.27
- 歴史の定説を破る 2023.07.19
- 三浦綾子/海嶺 2023.07.05
- 間宮林蔵記念館 2023.07.02
- 桶狭間古戦場公園 2023.06.24
- 牧之原市史料館 2023.05.14
- 当古の渡しと中山家 2023.04.12
- 愛知の鎌倉街道を歩く/十一日目・御油から三河国分寺跡を経て和田辻まで 2023.04.11
- 北国脇往還1/関ケ原宿から春照宿まで 2023.04.02
- 三河一向一揆・3か寺を巡る/安城・本證寺 2023.02.23
- 岡崎/真宮遺跡 2023.02.19
- 渡八幡宮/渡古戦場跡 2023.02.07
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- 豊川海軍工廠平和公園 2023.01.21
- 愛知の鎌倉街道を歩く/六日目・古鳴海から二村山へ 2022.12.25
- 生類をめぐる政治 2022.12.16
- 荒子観音寺/荒子城跡 2022.12.14
- 井戸田町界隈 2022.12.10
- 尾陽神社/御器所八幡宮 2022.12.07
- 松重閘門 2022.12.05
- 中川運河/小栗橋 2022.12.04
- 愛知の鎌倉街道を歩く/五日目・東別院から野並 2022.12.03
- とよかわ紋・藩ワールド 2022.11.23
- 湯島聖堂 2022.10.23
- 兵馬俑展-名古屋市博物館 2022.10.19
- 下津城跡と鎌倉街道の碑 2022.10.18
- 妙興寺 2022.10.16
- 石刀神社(いわとじんじゃ) 2022.10.07
- 香川元太郎/城郭原画展 2022.10.06
- 黒田城跡 2022.10.05
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- 黒牢城を読んで 2022.09.19
- 足近西方寺と源平古戦場 2022.09.12
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- さきたま史跡の博物館 2022.08.24
- 永井路子著「北条政子」 2022.07.26
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- 松坂商人の館 2022.04.14
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- 横須賀城跡 2021.12.18
- 姫街道の会/田原散策会 2021.12.09
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- 苗木城跡 2021.11.06
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- 鼓ヶ浦の子安観音寺 2021.07.15
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- 二見道を歩く/河崎 2021.03.31
- 二見道を歩く/二軒茶屋 2021.03.30
- 二見道を歩く/五十鈴川 2021.03.29
- 田原市大草/一色七郎墓所跡 2021.03.20
- 豊橋/高塚町の小野田家長屋門 2021.01.05
- もう一度! 近現代史 2020.12.05
- 郡上八幡城 2020.11.22
- 羽田八幡宮文庫展 2020.11.21
- 畔田城,荒れている 2020.11.14
- 秋葉神社本宮上社と二俣城跡 2020.09.22
- 記念講演会「旅人は伊勢をめざす」 2020.09.06
- 東側遺跡現地説明会 2020.08.29
- 大高の丸根砦 2020.08.04
- 大高の鷲津砦 2020.08.03
- 「吉田城と三河吉田藩」展 2020.07.24
- 杉原千畝記念館 2020.07.05
- しだみ 白鳥塚古墳 2020.06.06
- しだみ古墳群ミュージアム 2020.06.04
- 伊勢街道一日目/日永追分から白子駅 2020.02.24
- 神様のファインダー 2020.02.23
- 渋沢栄一/論語と算盤 2020.02.13
- 昼飯大塚古墳 2020.02.03
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- 呂久渡しと小簾紅園 2020.01.21
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- シリーズ藩物語・三河吉田藩 2019.11.28
- 能褒野王塚古墳と井田川駅の日本武尊像 2019.11.19
- 伊勢国府跡 2019.11.18
- 加佐登神社と白鳥塚古墳 2019.11.16
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- 小江戸川越 2019.06.10
- 城下町大垣散策 2019.04.21
- 伊場遺跡 2019.02.17
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- 蒲郡・上ノ郷城跡とミカン 2018.08.25
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- 歩いてわかる旧東海道/箱根旧街道と後北条氏 2018.04.29
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- 吉田城鉄櫓下石垣発掘調査現地説明会 2018.03.04
- 楽しもう 城めぐり 2018.02.17
- 東海道/小田原宿・入生田から国府津まで 2018.01.22
- 城の魅力 -吉田城と戦国- 2017.11.25
- 「姫街道」散策会・家康の痕跡を追って② 2017.11.17
- 東海道/山中城跡から元箱根港まで 2017.11.12
- 姫街道/浜松宿から三方原追分へ 2017.11.04
- 「姫街道」散策会・家康の痕跡を追って① 2017.10.26
- 小牧山城 2017.09.11
- 初山宝林寺と直親墓所 2017.06.18
- さった峠から望嶽亭を経て由比宿へ 2017.05.14
- 関ヶ原/松尾山に登る 2017.05.04
- 彦根城とひこにゃん 2017.04.16
- 朝鮮人街道3/彦根城から鳥居本宿へ 2017.04.14
- 井伊谷散策 2017.04.02
- カタクリの花 2017.04.01
- 小和田哲夫氏講演会 2017.02.05
- 直虎と直政講演会 2017.01.30
- 山本勘助生誕の地 2016.12.25
- 山本勘助の墓 2016.12.24
- 牛久保の名所巡り 2016.12.15
- 弥高寺跡から上平寺城跡 2015.11.07
- 北国街道木之本宿 2014.06.21
- 西側遺跡現地説明会 2012.01.15

















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