松坂商人の館
大橋で阪内川を渡り,松坂宿の本町に入ると旧小津左衛門家 松阪商人の館がある。小津家は,1653(承応2)年創業の紙店で,江戸にも出店している豪商だそうだ。
本町には,三井家発祥の地がある。三井家は近江の武士で,三井家の家祖高利の祖父三井越後守高安が松阪に来て,高利の父高俊が松阪で酒・味噌の商いを始めたという。「越後殿の酒屋」が越後屋の屋号の起源で,「三井越後屋」から「三越」の名称が誕生した。1635(寛永12)年,14歳の高利は,商売の才に長けた母殊法から10両分の松坂木綿を手に,江戸に出たという。その後1673(延宝元)年,高利は江戸で「三井越後屋呉服店」を開業する。「店前(たなさき)売り」と「現銀(金)掛け値なし」で繁盛した。
※参考:三井広報委員会HP
最近のコメント